―陸軍少尉 穴沢利夫 23歳(第二十振武隊 S20.4.12)

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僕が唯一最愛の女性として選んだ人があなたでなかつたら、
こんなにも安らかな気持でゆくことは出来ないでせう。

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僕が唯一最愛の女性として選んだ人があなたでなかつたら、
こんなにも安らかな気持でゆくことは出来ないでせう。
亦とない果報な男であつたと再び言います。
どんなことがあつてもあなたなら
きつと立派に強く生きてゆけるに違ひないと信じます。
きつと立派に強く生きてゆけるに違ひないと信じます。
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あなたの幸せを思う以外何物もない。
あなたは過去に生きるのではない。
勇気をもって過去を忘れ
将来に新活面を見出すこと。
あなたは、今後の一時々々の現実の中に生きるのだ。
穴沢は現実の世界には、もう存在しない。
智恵子
会いたい、話したい、無性に。


