1995年の今日3月20日は、地下鉄サリン事件があった日です。
「地下鉄サリン事件は、警察の上層部が腐っていたから起こった。
でも、警察の上層部だったので13人の被害ですんだ。
もし、自衛隊の上層部が腐れば日本が滅びる。自衛隊だけは腐らないでほしい」
これは当時作戦陸将として現場で指揮をとられた池田整治さんが、その十数年後にある退職した同僚から受け取った手紙の内容でした。当時松本サリン事件現場の土壌と、異臭事案が起きていた上九一色村の土壌のサンプリングを陸上自衛隊化学学校で分析したところ、見事に「サリン」が一致しました。
人工化学物質であるサリンは、人間の指紋が一人一人違うように、生成過程により微妙に化学組成が違います。
それが一致したと言うことは、松本サリン事件はオウムが実行犯であると言うことを意味します。
直ぐに自衛隊は警察にその分析結果を報告しました。
ところが不思議な事に、警察はなかなか強制捜査に踏み込みません。
親しい刑事に聞けば、「上から、オウムには手を出すな」と指示がきている...
その十数年後に受け取った手紙が、冒頭のものでした。
→以上、池田氏の証言動画
----- ----- (6:34-)更にこの動画で池田氏は オウムは単なる実行犯です。 オウムを造った大きな組織は日本にもあります。 その後ろは更にどこが牛耳っているか? 実はCIAが牛耳っています。 日本と北朝鮮を上手く使って (日本から)お金を搾り取る体制にし、 或いは、日本民族を潰そうとする。
----- ----- ----- ----- ----- -----(ココ迄、池田整治氏の証言)
その十数年後に受け取った手紙が、冒頭のものでした。
→以上、池田氏の証言動画
----- ----- (6:34-)更にこの動画で池田氏は オウムは単なる実行犯です。 オウムを造った大きな組織は日本にもあります。 その後ろは更にどこが牛耳っているか? 実はCIAが牛耳っています。 日本と北朝鮮を上手く使って (日本から)お金を搾り取る体制にし、 或いは、日本民族を潰そうとする。
----- ----- ----- ----- ----- -----(ココ迄、池田整治氏の証言)
これについて以下元公安刑事北芝健さんの証言です。流石に地上波テレビではCIAには触れませんが、真相に近いと思われます。
では…この凶悪なオウム事件の解決の邪魔をし、待ったをかけた「警察の上層部」とはいったい誰でしょうか?
(以下少し長文です、一橋文哉著「オウム帝国の正体」9~16ページより)
では…この凶悪なオウム事件の解決の邪魔をし、待ったをかけた「警察の上層部」とはいったい誰でしょうか?
(以下少し長文です、一橋文哉著「オウム帝国の正体」9~16ページより)
プロローグ
哀しき「伝説」
女がひとり、泣いていた。
1983年。その女性は関東地方のある町で暮らしていた。
厳格で真面目な仕事人間である父親、優しく控えめな性格ながら、シンの強さを持っている母親。そんな典型的な中流家庭に育った女性は、地方都市ではよく見られるように、家柄や学歴、父親の職業に対する信頼度、地域社会における評価などから、学校や周囲の推薦もあって、その地方でも規律が厳しいことで知られる団体に就職した。父親が団体の関係者であったことも影響したのは間違いない。
団体は全国組織で、本拠地が東京にある。女性が勤めたのは、県の中心都市にある本部であった。
職場では総務畑に属し、さまざまな事務処理を担当したほか、本部の上層部である上司の秘書的な仕事も任せられた。
明るく素直な性格、スリムで都会的な容姿、のびのびと健康的な色気を感じさせる肢体は、男性が圧倒的に多い職場ではかなり目立ったようである。
元同僚の一人は、こう話す。
「とにかく明るくて、我々がからかうと、頬をボーッと染めるような純情な女の子でした。何一つ不自由なく育ったせいか、ややひ弱で、他人に甘えるところもありましたが、そこがまた可愛らしくて、『俗世間の荒波から守ってあげたい』と思わせるところがありましたね。男性からも女性からも”職場のマスコットガール”として、大変な人気でした」
数年後、職場の先輩からの紹介で同じ団体に勤める”明朗快活で前途有望な青年”と見合いし、半年程度の交際期間を経て婚約・・・・・・という、これまた、お決まりの「幸せコース」を辿った。
すべてが順風満帆・・・のはずだった。
そんな彼女に悲劇が襲いかかったのは、結婚式を数か月後に控えた、ある蒸し暑い日のことであった。
女性はその日、東京から単身赴任中で、団体の上層部専用宿舎に一人で生活している上司のため、宿舎の清掃に出掛けた。
これは正規の業務ではないが、そうした上司のほとんどが単身赴任であるため、総務畑の女性職員が月に数回、抗体で宿舎の清掃などを行うのが、長年の慣習となっていた。同僚の女性職員と一緒のケースが多いのだが、この日はたまたま、同僚に急用ができたこともあり、一人で宿舎に向かった。
この女性にとって、こうした雑用は貴重な休日を潰されるという難点はあったものの、必ずしも嫌な仕事ではなかったようだ。
彼女はある日、女友達の一人に、
「あの上司は男らしいし、仕事もできて尊敬できる人だから、(身辺の世話は)決して嫌じゃないの。それに、私たちからすれば、雲の上の人みたいに近寄り難いエリートでしょう。その素顔を見ることは、他の人にはなかなかできない訳だから、楽しみなところもあるわ」
と語っている。
だが、そうした”密やかな期待”が、逆に警戒心を緩め、悲劇を生んだ。女性が家事をしている最中に、上司が突然、襲いかかってきたのである。
上司は団体内におけるポストはもちろんだが、社会的にも信頼される地位にあった。しかも、日頃の温厚で紳士的な言動、いかにも優秀なエリートといった感じの冷静沈着な仕事ぶりなどから、まさかそんな破廉恥行為に及ぶとは想像もできなかった。上司の妻が長期間にわたり重病を患っていたことも災いした。
女性の心の油断を責めるのは、あまりにも酷い状況であった。
不意をつかれた女性は最初、ショックで呆然としてしまい、「止めて下さい」と懇願するのが精一杯だった。それでも途中から必死に抵抗したが、女性の細腕ではどうにもならなかった。
それは決して不倫だとか、醜聞などではない。レイプというれっきとした犯罪行為である。しかも、被害者は親子ほども年齢が離れた自分の部下で、フィアンセがいる女性なのだ。
女性は帰宅後、ずっと自分の部屋に閉じこもって泣き続け、事情を知らない家族心配させた。信頼していた上司に裏切られたショックや、婚約者に対する悔恨の情が女性の心を苛(さいな)み、部屋の片隅で一人泣くしかなかったのだろう。
女性は、”事件”の後、しばらく勤め先を休んだ。それを知った上司は自分の行為が発覚し、スキャンダルに発展することを恐れた。何とか女性と連絡を取り、謝罪するなど善後策を講じようとしたが、うまくいかなかった。
男は立場上、あまり自由に行動できなかった。そうかと言って周囲に相談することもできず、次第に焦り始めた。
腹心が何をしたのかは分からない。が、女性は数日間休んだだけで、その後は何事もなかったかのように出勤し、前にも増して熱心に仕事を続けた。
ただ、私生活の面は大きく変わった。明るく爽やかな笑顔は消え、口数も減った。彼女の激変ぶりを心配した同僚らは、理由を尋ねたり励ましたりしたが、女性は何も語らなかった。
しばらくして、女性は結婚相手の青年に理由を一切告げないまま、一方的に婚約を解消した。
そして何と、いつの間にか、その上司の愛人となっていたのである。
最初は男の方が女性を無理に呼び出し、関係を続けていたが、そのうち、女性も男の指示に従うようになったようだ。
二人の関係は密かに続けられた。周囲に悟られないように、女性が深夜や休日にこっそり宿舎を訪れたり、東京に出張した際、都内のホテルで会うようにした。
翌年、上司は東京のある団体の管理部門に栄転したが、度々お忍びでその県を訪れては女性と会ったり、時には東京に呼び寄せることもあったという。最終的には、女性を退職させ、都内にマンションを借りて住まわせた。
女性が口を噤(つぐ)んだいかげで、男は順調に出世街道を歩いた。ついに団体全体のトップクラスにまで上り詰め、絶大な権力を握った。”事件”のもみ消しに奔走し、女性の世話係を務めた腹心たちも皆、揃って出世した。
その後、男は団体を定年退職し、海外で別の仕事を始めた。外国に出発する際に、女性も連れて行こうとしたが、さすがに腹心たちは押し止(とど)めた。女性が日本を離れるのを嫌がったこともあって、男の目論見は実現しなかった。ただ、お互い会う機会は減ったものの、二人の関係は未だに続いている・・・・・。
これは、女性の周辺や、元の勤務先の関係者の間で密かに語り継がれている「伝説」である。
二人の関係はもちろん、一部の人間しか知らないトップシークレットであった。
だが、そこは狭くて排他的な地域社会のこと。それぞれの様子が微妙に変化したりことに不審を感じ、あれこれ詮索する人がいたり、二人が一緒にいるところを目撃した人も現れた。
最初の”事件”の直後、憔悴し切った女性の姿を知っている家族や友人には、女性の変化が訝(いぶか)しく映った。一方的に婚約を破棄されたフィアンセと関係者たちも、突然の破談に思い当たるフシがなく、とても納得できなかった。
そうした疑念がやがて、関係者の間で一つの「伝説」となって語られるようになったのである。
この話は数年前、「内部告発」として一部のマスコミに伝わり、取材されかけたことがあった。
だが、幾つかの客観的な証拠や、複数の関係者の証言がありながら、それが「事実」として報じられず、今でも今でも「伝説」として残っているのは、女性がレイプ事件はもちろん、その後の不倫関係さえ頑として認めなかったからだ。
それを敢えて、ここに記したのには訳がある。
実は、その「伝説」に関する情報が、何人もの”口”を経て、暴力団に流れた形跡があったのである。
そして、何よりも、二人が勤めていた団体は「警察」であった・・・・・。
----- ----- ----- 「オウム帝国の正体」引用おわり----- ----- -----
当時の警察のトップ・国松元警察庁長官が狙撃事件に遭ったのは地下鉄サリン事件の同じ月、1995年3月でした。
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